I am…
(PLYWOOD STOOL)

3 Posted by - 2016-08 - blog & information

自宅リビングに学生時代の課題で製作したスツールが置いてあります。二十年前のモノなので傷だらけなのですがなんとなく捨てられずにソファのサイドテーブルとして今でも使用中。
課題の内容は「厚み12mmのシナ合板90cm角の材料からスツールを作る」というもの。当時の自分は、同じ材料からひとと違うモノを造るには…と、「4本脚は禁止」「脚が垂直に立つのは禁止」「ノックダウン(組み立て式)で作る」と縛りを設ける事から始めてみました。その頃は3DCADを使ってモデリングするなどの技術も学生には一般的ではなく、柔らかくねじれたように見えるカタチ(実際はねじってないけども)に見えるように少しづつ寸法を変えて何個も縮尺模型をつくった覚えがあります。

stool

stool-2

 

昔から「モノづくり」は得意だったけれども「自由に作る」というのが苦手だったようです。なので自分縛りをかけつつ問題をクリアすることで形を作ったんですね。なんとなく「フルな自由」より、多少難のある課題(問題)があるほうがワクワクして、たぶんそれは数学的なパズルを解く事に近い感覚。

こんな自分なので、「自由に素敵な提案を!」というのを期待されるなら… 自由な発想ができるデザイナーさんにお願いした方よいかもしれない?。と思う事も。正直なところ奇抜なアイデアを出すのは苦手。でもアイデアをカタチにする作業には割と自信あり。

「クライアントの想いを、形にする為のサポート」それが自分の役割だと思っています。

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