思い出の看板文字を飾れるものにリメイクしたい
数年前にリノベーションを担当したお客様からのご相談です。
と言っても、リノベーションの相談ではなく、あるアイテムでオブジェ的なものを作成したいというもの。
素材となるものは、その昔お父様が営む店舗で使われていた思い出の看板文字との事。
お仕事を引退なされて閉店した際に記念に外しておいた物だそうです。
こちらを何らかの形で飾れるものに作り変え、お父様にプレゼントしたい…というご相談でした。
とても素敵な話ですよね。これは是非なんとかお役に立ちたい。
さて、切り文字をバラして組み替えて立体オブジェ?・・・モビールに作り変えて吊って飾る?・・・
何案も考えてはみましたが… どうも私はアート作品を作るのは苦手な事もありしっくりこない…
必要なのは「ノスタルジー・温かみ」、工業的でクールな造りよりも「温かみのある素材・人の手で作った感じ」が伝わったほうが良いでしょう。それに奇をてらったカタチよりはシンプルに切り文字を飾るのが素敵な気もしてきたところ、それなら職人さんには頼まずに自分で作ってみようと思いました。
古材で切り文字用の額縁をつくる
素材は温かみのある古材で決定。切り文字を飾る額縁をつくることにしました。
仕事上、現場用の道具はある程度持っているものの所詮は現場監督。加工技術もちょっとDIYが好きな素人レベルです。
加工場もありませんので自宅の庭で晴れた日のみの作業ですが少しづつ丁寧に作業を進めます。
新しいサインオブジェの完成
これで新しいサインオブジェの完成です。枠・文字・背景、強い陰影は狙い通り。
適度な手作り感は温かみもあってちょうど良い空気感で出来上がりました。