リビングに隣接する寝室ベッドスペースは壁を立てずによりオープンな広さを感じられる間取りに。
「壁はなくて家具で仕切る」というのはお客様からの提案。ステキな潔さです。
テーマに沿って「適度にインダストリアルで、キレイめの家具」を探すわけですが… やはりこれと思うのが見当たらないので家具をつくる事になりました。
細身の黒革丸鋼材をループ状に溶接した竪フレームに横棒部材をシンプルに溶接。
タモ材の棚板をどこでも好きな場所に乗せられるようになってます。
下の段には向こう側のベッドを隠す様に本などを入れてもらい、上の方には隙間を空けながら鉢植えやお気に入りの小物を飾ってもらえたら雰囲気良くなりそうですよね。
グリット寸法は無印良品のモジュール寸法と合わせてたりもしてます。
スチール工場にフレームを発注し、木材加工業者さんに棚板を切って納品してもらいまして自身で棚板の塗装と組み立てを作業。
意外と大変だったのは棚板の裏面につける外れ止めの金物付け。(これも地味に特注)
すべての棚板裏面に下穴を開けてからビス止めする作業を終えるのに4時間… 些細な事の様に見えてもモノ造りには改めて手間がかかる事を実感。